第2回 一緒につくっていく場所

天王寺に登場する新たなカルチャースポット、TENNOJI BASE。完成された場所に入居するのではなく、つくっていく過程を楽しみたい人にお越しいただきたいと思っています。

解体工事後の1階の様子。ここでどんなカルチャーが生まれるのか、ワクワクします。

この状態からどんな本屋になっていくのでしょうか。

ビルの顔となる1−2階のテナント区画。上階オフィス区画の入居者にも、周辺エリアの方にも喜ばれるお店に入ってもらえたら良いなあと企画を進めていたところ、昨年4月心斎橋の店舗を閉店され移転先を探していたスタンダードブックストアさんが入居してくださることになりました。

心斎橋のスタンダードブックストア。足繁く通っていました…という人も多いのでは？

心斎橋で10年以上営業されていたスタンダードブックストア。「本屋ですが、ベストセラーはおいてません」という独特のキャッチコピーの元、カフェを併設し多くの出版イベントを開催。たくさんの人と本、そして人と人の出会いを生んできた場所です。今回、場所を変え新たに作るお店では“皆がより無目的に来られる場所をつくりたい”、と画策中。本屋はパブリックであるべき。街に開かれ、本や人と出会える場所であるべき。そう語る代表の中川和彦さんの話を聞き、これまでよりもっと面白いお店ができることを勝手に確信してしまいました。

TEAMクラプトンの現場の様子。壁を塗ったり木を切ったり、皆で楽しくワークショップ形式で進める内装工事です。

訪れる人が「自分の店だと感じられる店」にするため、工事の段階から皆さんに実際に関わってもらいたいと考えていた、という中川さん。タッグを組むのは関西を中心に活躍する施工チームのTEAMクラプトン。彼らが手がける工事は施主や施主の周りの人たちと皆で一緒につくるのが特徴です。（TEAMクラプトンの活動についてはコチラもご覧ください！）

2月15日（土）から毎週末、朝から晩まで施工ワークショップが行われます。作業自体は壁を塗ったり木を切ったり、初心者でもできる内容なのでご心配なく。もちろん、1日体を動かすことになるので疲れますし単純作業も多いですが、大変さを共有することで他の参加者とも仲良くなれる楽しい時間です。土曜の晩は作業の後、缶ビールを飲みながらスタンダードブックストアをどんな場所にしていきたいか？　大阪の街をどう盛り上げていくか？　そんなことを皆さんとお話ししたいと思っています！

上階のオフィスフロアには出版、編集、デザイン、印刷等のお仕事をされている方が入っていただけたらビル内で1冊の本を作って売る、ということもできるのでは？　と妄想を膨らませています。もちろんそれ以外の業種の方でも大歓迎！　オフィスフロアへ入居ご希望の方も折角なのでただの物件内見ではなく、この場所でどんなカルチャーをつくっていきたいか、考えるところからご参加いただければ。　皆様のご参加、お待ちしています！

※ご内見希望の方は下記物件ページからお問い合わせください。　
「文化的オフィス」