news 2019.10.11
 

大阪府豊能郡豊能町で「第2回 トヨノノトライアルステイ」募集開始!

川合宏尚(SPEAC inc.)
 

昨年度、大きな反響を得た豊能町でのお試し居住プログラム「トライアルステイ」。大阪市内から車で40分くらいの距離で豊かな自然が楽しめる“トヨノ”で今年もお待ちしています。締切は11/04まで。

里山の原風景が残る豊能町で田舎暮らしを体験してみませんか?

豊能町について

大阪市内や神戸市内まで車・電車を使って40〜50分。大阪府北部にある、北極星信仰の聖地として古くから知られる妙見山の麓にあるまちです。実際に豊能町を訪れてみると田畑が広がり、余野川のせせらぎや風の音が聞こえてきます。

このまちは閑静な住宅地や公共施設があり、暮らしやすい環境が整っている一方で、少し車を走らせれば大自然や美しい棚田が現れる、という良い意味のギャップがあるところ。こうした立地の良さが豊能の魅力だと語る移住者の方々。

豊能町と周辺地域との位置関係。

とよのていねい」というWEBサイトで移住者目線で“トヨノ”暮らしを紹介しているウェブクリエイターの宇都宮正宗さんに休日の過ごし方を訪ねてみると、「知り合いの畑の手伝いをする日もあれば、千里中央方向に車を20分ほど走らせ映画やショッピングを楽しむ日もある。こうした二面性のある生活を送れるのは豊能町の立地の良さならではです。」とおっしゃっていました。

とよのていねい」というWEBサイトを運営している宇都宮正宗さん (写真提供:宇都宮正宗氏)

先輩移住者の鶴田勇気さんは元々アウトドア好きで自然豊かなところで生活したいが不便すぎないところに住みたいと思い豊能町を選ばれたそう。現在は豊能町で「里山ベース〜ハナビ〜」というゲストハウスの運営を行っている傍ら、里山アクティビティの提供・まちづくりプロジェクト参画など幅広い事業にチャレンジされています。

また、ハナビは今年の秋、「のせでんアートライン」という、能勢電鉄の沿線やその周辺の地域を舞台にした芸術祭にも参加しています。今年の芸術祭情報についてはこちらをご覧ください。

のせでんアートライン2019 –避難訓練–

鶴田勇気さんはハナビの居間でご飯会を行ったり、イベントの企画などをされています。(写真提供:ハナビ)

もっと事前に豊能町について知りたい方は、昨年度のコラムや「トヨノノPORTAL」という“トヨノ”のことが大好きな人たちが自分たちの目線で日常の魅力を発信しているサイトをはじめ、先程ご紹介した先輩移住者の方々を取材したreal localコラム「先輩移住者に“トヨノ”への移住について聞いてみました」などもあるのでチェックしてみてください。

トライアルステイについて

トライアルステイとは、移住や二拠点居住を考えている方に町内の物件を貸し出し、一定期間暮らしていただくことでリアルに住むことを想定し移住や二拠点居住の可能性について探っていただくもの。

今年は11月下旬から12月下旬まで。募集人数は2物件×2期間、計4組を募集します。また、トライアルステイ中に開催予定の交流会・町内ツアーを始め、期間中のイベントや体験は皆さんのご要望にお応えしながら計画を進めていく予定ですので募集アンケートにご記入ください。

昨年度の交流会の様子。参加者と地元の方々を交えて、“トヨノ”暮らしについて情報交換を行いました。

トヨノノトライアルステイでは地元のサポーターとして、今年も「NPO法人豊能町ふるさとおこし協議会」のみなさんと一緒に運営を行います。豊能町ふるさとおこし協議会は、チャレンジショップ「住まいの相談窓口」を運営し、「豊能町空き家バンク」の管理を任されるかたちで、空き家所有者と利用希望者のマッチング、空き家の管理サービスなどを行っています。移住にあたってハードルとなる「住まい」については、お試し居住期間後もNPOや豊能町がサポートをしてくれます。

昨年度のトライアルステイで好評だった、地元の方や先輩移住者との交流会も予定しています。前回の交流会では先輩移住者から豊能町の物件情報や、移住してみてどうだったかリアルな声を聞くことができました。是非、この機会に先輩移住者に“トヨノ暮らし”のアドバイスを聞いてみてください。

移住者の河津さんは昨年度のトヨノノトライアルステイに参加し、偶然出会った物件に惹かれ豊能町に移住されました。(写真提供:河津憲嗣氏)

滞在する物件について

お試し滞在していただく物件として、町の東側にある川尻と呼ばれるエリアにある物件を1軒、高山と呼ばれるエリアにある物件を1軒ご用意しました。この2つのエリアにはバスが通っていますが、本数は少ないため、基本的には車移動が前提です。

川尻の物件は、大きな茅葺屋根の母屋の隣りにある離れにステイしていただきます。母屋はトライアルステイ中に泊まることはできませんが、昔ながらの建物の作りを間近で見てみてください。
また、物件の近くには余野川や、妙見山に登る山道などもあります。休日に水辺や森林浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。

白い建物が今回ステイしていただく離れ。

母屋の屋根に書かれた「水」文字の風習は、寺社建築の多い地域を中心とした関西圏に比較的多く分布していて、民家の母屋に見られます。

高山の物件は、バス停から離れており、基本的には車がないと生活が不便になるところにあります。
しかし、少し高台にあるこの物件の特徴は目の前に広がる田園風景。眺めは最高です。
また、高山エリアは戦国武将、高山右近の生誕地でもあり、歴史的にも重要な土地です。美しい棚田や貸し農園といった自然を満喫できる魅力的なスポットもあります。
周辺にスーパーはありませんが、車で西側エリアや千里中央エリア(車で20分ほど)まで行けばショッピングモールやスーパーが充実しています。

高山の物件。普段は別荘として使われています。

ログハウスになっていて木のぬくもりを感じることができます。

豊能町は東側、西側でエリアの特色が違います。今回の物件は東側エリアのみですが、先輩移住者が活躍している西側エリアにも足を運んで見みるとまた違ったトヨノの面白さに気がつくかもしれません。
今回のトライアルステイを通し、住むことで見えてくる“トヨノ暮らし”を感じてみてください。


参加をご希望の方は、下のリンクからアンケートに回答をお願いします。
「トヨノノトライアルステイ」募集アンケート

また“トヨノ”での生活に興味があるけれど今回は参加が難しい、という方も今後のプログラムの充実に向けて、アンケートにご協力いただければうれしいです!

■トヨノノトライアルステイ詳細

期間:
 第1期:2019年11月15日~2019年12月02日(18日間)
 第2期:2019年12月06日~2019年12月23日(18日間)
※平日も含めて期間中のうち8日間以上滞在することができる方が対象
※入退去日は前後で調整可能です

地域:大阪府豊能郡豊能町
対象:豊能町への移住、二地域居住を検討されている方
定員:4組
応募締め切り:2019年11月04日(月)

応募条件等
・参加保証料(デポジット)20,000円、契約事務手数料15,000円、火災保険料9,500円をお支払いいただきます
・参加保証料は退去時に返金します
・火災保険料は1年分をお支払いいただき、終了後に日割り計算で保険会社から返金します
・実施期間中の日誌の記入と、終了後のアンケートにご協力いただきます
・滞在中の光熱水費が15,000円を超えた場合、超過分をデポジットから差し引いて返金させていただきます。

注意事項:
・トライアルステイで使用する物件に、移住時に入居できるとは限りません
・布団はありますが、シーツ、タオル等はご自身でご用意ください
・物件の敷地内でバーベキュー等の火気使用は禁止します
・レンタカーをご利用の場合、車の手配はご自身で行っていただきます
・ペットは不可とさせていただきます
・定員を超えた場合は、いただいたアンケートをもとに事務局で選考します
・未成年者のみでの参加はできません
・第2期に滞在される方は、道が凍結しますので、車を使用する際スタッドレスタイヤを装着するなどの凍結対策を行ってください

事業主体(事務局):豊能町・ R不動産株式会社
問い合わせ窓口:豊能町 秘書政策課 072-739-3413

お申込みはこちらのフォームよりお願いいたします。

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