column 2018.8.8
 
【連載】戦前築の元印刷工場を甦らせる

第3回 続々と入居が進む個性的なテナント

西川純司(アートアンドクラフト/大阪R不動産)
 

9/2(日)「鶴身印刷所フェスタ 2018 SUMMER」を開催します!

4月から「モノづくり」を軸にリーシングを開始した鶴身印刷所。私たちの想像を超える個性的なテナントが続々と集まってきました。シェア自転車の導入やトイレ掃除のルール策定、DIYの相互協力など、入居者による発案や自治が生まれ、とても良い雰囲気になってきています。今回の「鶴身印刷所フェスタ 2018 SUMMER」もそのひとつ。それぞれの職能を生かし、大人も子どもも楽しめる豊富なコンテンツで開催されます。

イベントに向けての入居者会議。

■鶴身印刷/蚤の市
4月の内覧会でも大盛況だった蚤の市。もう少し品物が残っているので再度開催します。家具や建具といった大物から食器や照明などの小物まで、歴史の深みを感じる品々が並びます。前回参加できなかった方はこの機会に是非。

前回の蚤の市の様子。

■スポーツウェアデザイン事務所
スポーツウェアデザイナーのアトリエをオープンし、これまで手がけてきたクライアントワークのスポーツウェアに加え、プライベートワーク(クライアントワークとは別に取り組む創作活動)として制作したハンドメイドの作品を展示します。

■atelier le chainon/花のアトリエ
ドライフラワーやブリザーブドフラワーの作品をオンラインストアで販売したり、ロハスフェスタなどにイベント出店もされていたatelier le chainon太田さん。これまではご自宅で制作されていましたが鶴身印刷所にアトリエを構えることになりました。当日はリースやスワッグ、ハーバリウムなど花を用いた雑貨を展示販売します。

(左)プライベートワークの刺し子。(右)atelier le chainonの作品。

■toi.toi.to-i!/木工工房
独立をきっかけに鶴身印刷所に入居されたtoi.toi.to-i! 山本さん。子ども用の木製家具や雑貨などを制作されています。販売はオンラインストアを中心に展開するとのこと。工房の本格稼働は10月の予定ですが、当日は木製のプランターカバーなどプロダクトを展示販売します。

■Design Art Work/シルクスクリーン
シルクスクリーン印刷をメインに創作活動をされているDesign Art Work 熊元さん。元印刷工場だった鶴身印刷所に再び印刷を生業とするテナントが入居してくれたという嬉しいストーリー。当日は昔ながらの手刷りでシルクスクリーン印刷を施すワークショップを開催します。(※参加費は印刷に使うトートバック込みで1,000円)

(左)toi.toi.to-i!の木工作品。(右)Design Art Workによるシルクスクリーン印刷。

■彫金アクセサリーアトリエ
店舗を持たず、即売会や招待制のオンラインストアで作品を販売している寺澤さん。当日は耳飾りを中心に指輪やブレスレットなど、真鍮や天然石を用いたアクセサリーを展示販売します。

■TEXTure/DVDレーベル
映像と音響、相互の関わりを開拓するDVDレーベルTEXTureを運営する井伏さん。当日は「音と色で飾る」をコンセプトに、DJ・VJとして空間演出を担当します。参加者もDJ・VJが体験できるブースも設けます。

(左)寺澤さんがつくるアクセサリー。(右)TEXTureの映像作品。

■BOWTIE SPECIMENS/蝶ネクタイのアトリエ
蝶ネクタイの歴史研究家でありデザイナーでもある「あらいけんじ」さん。ブランドの世界観が溢れるアトリエが特別に公開されます。蝶ネクタイの展示販売も行う予定です。

■igotta/カメラマン事務所
立売堀から鶴身印刷所へ事務所を移転したカメラマンの大坊さん。イベント当日はプロのカメラマンに家族写真をワンコイン(500円)で撮影してもらえる写真館を限定オープン。写真はその場でスマートフォン、タブレットにデータでお渡しします。

(左)BOWTIE SPECIMENSのアトリエには蝶ネクタイのさまざまな結び方も展示。(右)大坊さんご自身の家族写真。

■Doce Grão/珈琲豆焙煎
コーヒーの本場ブラジルからその美味しさを日本に伝えようと移住したフェルナンドさん。鶴身印刷所では珈琲豆の焙煎と販売をします。本格的なオープンは9月末の予定ですが、当日はプレオープンします。通常は焙煎した豆の販売のみ予定ですが、今回は珈琲を淹れて販売もします。

■くらしと本のみせ スウス/古本屋
これまでは本屋で本棚の一角を借りての古本販売や、イベント出店をされていたスウスさん。鶴身印刷所では実店舗を構えてくれることになり、「鶴身印刷所フェスタ 2018 SUMMER」に合わせて開店します。

■igotta kitchen/ドリンク販売
鶴身印刷が飲食店営業許可を取得し運営する「貸台所」ではigotta kitchenさんが青森県弘前市佐藤農園の減農薬100%りんごジュースと無農薬生姜を使った爽やかな手作りジンジャーエールの販売を行います。

(左)Doce GrãoにあるFUJI ROYALのロースター。(右)スウスさんの本棚には前回の蚤の市で購入したものも。

鶴身印刷所フェスタ 2018 SUMMER

日時:2018年9月2日(日)11:00〜17:00
場所:鶴身印刷所
住所:大阪市城東区新喜多1丁目4-18
交通:JR環状線・東西線「京橋」駅 徒歩5分(MAP
参加費:無料(一部のワークショップは有料)
問合先:06-6443-1350(アートアンドクラフト 担当 / 西川)

鶴身印刷所のwebサイトもご覧ください。
・残り1区画募集中です。詳細は物件ページをご覧ください。
・当日はイベントの様子の撮影を行います。ご参加いただく方は、撮影した写真は後日各種メディアへ掲載される場合があることを予めご了承ください。
・メディア関係の方は事前にご連絡いただけますと当日スムーズにご対応させていただけます。メールでのご連絡はこちらからお願いします。

連載記事一覧
 
おすすめコラム
 
カテゴリホーム
コラムカテゴリー
 
特徴 フリーワード
フリーワード検索
関連サービス
 
メールサービス
 
SNS
 
関連コンテンツ
 
R不動産の本
 
公共R不動産のプロジェクトスタディ

公共R不動産の
プロジェクトスタディ

公民連携のしくみとデザイン




公共R不動産のプロジェクトスタディ

CREATIVE LOCAL
エリアリノベーション海外編

衰退の先のクリエイティブな風景




団地のはなし 〜彼女と団地の8つの物語〜

団地のはなし
〜彼女と団地の8つの物語〜

今を時めく女性たちが描く




エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ

エリアリノベーション:
変化の構造とローカライズ

新たなエリア形成手法を探る




PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた

PUBLIC DESIGN
新しい公共空間のつくりかた

資本主義の新しい姿を見つける




[団地を楽しむ教科書] 暮らしと。

[団地を楽しむ教科書]
暮らしと。

求めていた風景がここにあった




全国のR不動産

全国のR不動産:面白く
ローカルに住むためのガイド

住み方も働き方ももっと自由に




RePUBLIC 公共空間のリノベーション

RePUBLIC
公共空間のリノベーション

退屈な空間をわくわくする場所に






toolbox 家を編集するために

家づくりのアイデアカタログ






団地に住もう! 東京R不動産

団地の今と未来を楽しむヒント






だから、僕らはこの働き方を選
んだ 東京R不動産のフリーエー
ジェント・スタイル






都市をリノベーション

再生の鍵となる3つの手法






東京R不動産(文庫版)

物件と人が生み出すストーリー






東京R不動産2
(realtokyoestate)

7年分のエピソードを凝縮






「新しい郊外」の家
(RELAX REAL ESTATE LIBRARY)

房総の海辺で二拠点居住実験






東京R不動産

物件と人が生み出すストーリー






POST‐OFFICE―
ワークスペース改造計画

働き方の既成概念を変える本