賃料：

7万8,000円

面積：

68㎡

JR阪和線百舌鳥駅で電車を降りると、早速目に飛び込んできた丸い窓の建物。

中銀カプセルタワーのように部屋の取り替えはできませんが（カプセルタワーも取り替えられることなく取り壊しになってしまいましたが）、

この丸窓４階建は現在、空室１室のみの高稼働中です。

ガラスブロック、丸窓など、賃貸マンションには珍しい意匠ですが、これらの意匠が素敵なのに巷に多く流通しないのはなぜかというと、一言で言うと施工が手間だからです。

ガラスブロックは目隠しになりつつ採光がとれ、防音性・断熱性にも優れています。

特にこの部屋の場合は高さもあって部屋全体の良いアクセントになっています。

丸窓もそうです。

ガラスを入れたはめ殺しの丸窓の場合は換気ができないというデメリットがありますが、この物件の場合、バルコニーの外壁が丸くくり抜かれているだけなので、そのデメリットからは解放されつつ丸窓の意匠性を手に入れています。これはもはや発明ではないでしょうか。

バルコニーの丸窓から外の風景がくり抜かれると、なんでもない風景が忘れられないような風景になっていました。

住む人の心地よさや特別な体験のためにわざわざ手間のかかるものを選択しているマンションには、自然と好感を持ってしまいます。

居室の扉の幅も80cm近くありますが、これは平均より少し広いです。

全体的にたっぷりと作られています。

キッチン・ダイニング部分とリビング部分はL字型の配置と梁によってゆるく仕切られ、空間として広がりを感じます。

また、天井高は2.4mと至って普通ですが、LとDKの仕切りの部分で梁がおりてきているので、他の部分がかえって高く感じられます。

都会のせせこましさから逃れて、余裕を感じるマンションに住んでみませんか。