賃料：

35万円

面積：

147.57㎡

ここ数年、よく見かけるようになったガレージハウス。その中でも、こんなにしっかりデザインされたガレージハウスはなかなか見かけることはなかったかも。

淀川の河川敷、そのすぐ手前。明治期に造られ、今は重要文化財にもなっている毛馬第一閘門のレンガを正面に眺めながら、公園沿いに建つRC造のガレージハウスです。

3戸の長屋を一棟にまとめた建物で、外から見ると同じようなファサードがリズムよく並んでいるのですが、内部は少しひねりの効いたつくり。

というかひねられています。

普通は縦に3層のところ、この物件は各住戸が階ごとに向きを変えながら、絡み合っています。1F・2F・3F、階段を登るごとに方角が変わるという斬新なシステム。それぞれの部屋が階段に邪魔されることなく、整形で使いやすそうなのもこのひねりの発明なのかも。

1Fがガレージ・2FLDK・3F水回り＋洋室、それに屋上と、3層＋屋上の欲張りな構成。

1Fは車を1台入れてもまだ余裕があるガレージ空間で、梁型を落とさずに壁・天井をフラットに通したおかげか、サイズ以上のスッキリ感があります。

シンプルながら美しいコンクリートの質感。車やバイクはもちろん、アトリエやスタジオなどの利用もできそうなスペースです。

2Fや3Fの部屋は打ち放しの中に、黒いタイル、木建具や紺色のタイルカーペットなど上質でホテルライクな仕上げ。1Fのガレージとは打って変わって、上階は落ち着いている内装で、その切り替えがまた良いです。

そして何と言っても専用の屋上テラス。公園と淀川の河川敷、夏には花火も見えるという特等席。面積以上の開放感があって、ここをどう使い切るかを考えるだけで楽しくなります。

外観も毛馬第一閘門という産業遺産からサンプリングするようにタイルや鉄、コンクリートで構成。ガレージハウスでありながらも、街にも馴染ませるという攻めと守りのバランス感が良いです。

弱点を挙げるとすれば、やはり駅からのアクセス。最寄りから14分と遠くはありますが、それと引き換えに駐車スペースや、公園・河川敷の豊かな自然環境、静けさなど得るものが大きいです。

住居はもちろん、事務所や店舗での利用も相談可。

1階で好きなものにどっぷり浸かりつつ、2〜3階は緑を見ながら上質に過ごし、屋上で抜けと花火を楽しむ。住む・働く・遊ぶを、ミックスできる余白がたっぷりあるガレージハウスです。

＊写真は竣工時に撮影したもの。現況優先となります。

＊住居、事務所、店舗利用可能。

＊1月以降内覧可能。