大阪万博の熱気も冷めやらぬ1973年に建てられたこのマンション。 その時代性を感じさせる、アールを多用したレトロな共用部に心躍らされます。
「ロの字」型の、中庭のような駐車場を囲んだ共用廊下はどこか東欧の共同住宅のような雰囲気。心地良い籠もり感も感じさせてくれます。
そんな中庭を見下ろしつつ、廊下を進みます。 大規模修繕できっちり新調されたディンプルキーの玄関を開けると、タイル敷の広めの玄関。まっすぐ正面と右手に二手に分かれた回遊動線が、家族のコミュニケーションも活発にしてくれそうです。
まっすぐ進んでリビングダイニング出ます。南西の窓から差し込むやわらかい冬の日差しに映えるのが、バーチ材のフローリング。目にも肌触りにも優しい空間は、ヨーロッパの雑貨や家具がとても似合いそう。 ところどころがカラフルで、でも主張しすぎずまとまっている、肩の力の抜けた緩めのリノベーション空間です。
籠もり感のあるキッチンは、メラミンに丸い取っ手の造作収納がこれまた優しく、女性的な雰囲気。角を落としたディティールに、建てられた時代に似合う懐かしさ。共用部に使われている色を採用したというマルチカラーなPタイルが、全体をぼんやりさせず引き締めながら、更に可愛さをアップさせていました。
2色の灯り窓が素敵なバルコニー横のこども部屋や、既存のルーバーを再利用して(しかもしっかりマッチさせた)寝室、アンティークの机をつかった洗面など、その他の素敵ポイントを書き出せば枚挙にいとまがありません。なので、書くのはここまで、百聞は一見にしかずですから、まずはその目で見て、その手で触れて見てほしいです。
最寄りはバスで駅からは少し距離がありますが、その分、北摂らしい豊かな緑と広い空の、のびやかな雰囲気を感じられる立地。商業施設や学校は近いので、家族がのんびりと暮らすにはピッタリな場所です。
(ナッツー)
※月々返済 約 50,000円~ (1,880万円借入、借入期間35年、元利均等、金利0.625%の場合) ※管理費・修繕積立金等の月額合計:17,990円
※東豊台小学校区、第十一中学校区
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