Rトピックス
働く場所にこそ「居心地の良さ」を
text=小野達哉(アートアンドクラフト)

引越シーズン到来!大阪R不動産でも住まいのお引越相談が増えていますが、あえて今回はオフィスの移転・開業について、大阪R不動産が物申します!


大阪R不動産を運営するアートアンドクラフト のオフィス兼ショウルーム。ビルの1階倉庫部分をリノベーションすることで解放感を実現した空間。スタッフでフリーアドレスを実践中。

"いいオフィスの条件"のジョーシキを疑ってみる

いいオフィスって何でしょう。
都心の便利さはもちろん、空調機器や綺麗なトイレ、機械警備やオートロックなどのセキュリティー面と、一般的には設備の充実を求める声が多いようです。確かに、築年の経ったレトロビルを多く紹介する大阪R不動産でも、『いくら雰囲気がカッコよくても、男女共用で和式便器はちょっとねぇ……』というお客様は多いようです。
しかし大阪R不動産では、便利な立地でピッカピカの設備が備わっていれば、それでいいオフィスになるとは思っていません。


アートアンドクラフトのオフィス。住宅と同様の設備機器を備え、靱公園に面した窓沿いの席もある。

住まいと同じぐらい1日の長い時間を過ごすのだから

住まい探しのときはどうなんでしょう。自分の生活に合った使いやすい間取りはもちろんとして、日当り、眺望、静けさ、そして公園向きや庭付きで、さらに広~いバルコニーがあるなどのプラスアルファがあれば尚良し。でもよくよく考えてみると、こういう条件が関係する時間帯ってオフィスで働いていることが多いんじゃないでしょうか。

だから大阪R不動産は提言します。
働く場にこそ、スペック重視ではなく、住まいと同様の、いえ、住まい以上に"居心地の良さ"を大切にしませんか。


こちらは東京R不動産を運営するスピーク のオフィス。 広いルーフテラスはスタッフの休憩に使われています。

たとえば温もりのある内装材や気持ちいい眺望

オフィスの内装には安価で使い捨ての、なんとも味気ないビニルクロスやタイルカーペットで完結してしまうことが多いですが、壁や床に敢えて木質系の素材を使ったオフィスはどうでしょう。

空間に住まいのような温かみが生まれるとリラックスして仕事ができ、賃貸物件の場合家主にとっても、内装材の傷み、いわゆる経年劣化を経年変化と捉えれば、退去時のリフォーム工事を最小限にできる可能性もあります。


オフィスと住宅が混在する、中央区内平野町のリノベーション賃貸オフィス。木やタイルを多用し、住まいのような温かみのある空間に。屋上の共用ルーフテラスは季節のいいときにはちょっとしたミーティングにも使えます。【募集中】お二階でゆっくり居心地よく

足触りのいい無垢フローリングを貼り、天井を躯体現しにして天井を高くした賃貸オフィスの事例。改装費用の一部は家主負担です。向かいには靱公園の緑が見えます。【募集中】無いのなら つくってしまえ 理想のオフィス

リノベーション古民家で事務所開業!

便利な都心のビルではなく、城東区成育の築年不詳古民家を選んだ、プロダクトデザイン会社のproefdesigns合同会社を訪ねました。働く場には、利便性に代わる魅力を求めていたようです。


広い庭のほか、倉庫として使える離れと、畑もついています。外観からはデザイン事務所とは思えません。

——どうして古民家を借りようと思ったんですか?

ビルを借りるとなると、一棟丸ごとやワンフロア借りは難しいから、どうしても小さなビルの奥の方とかになりそうで、そうなるとなんとなく暗いイメージがあったんですね。つくっているものと同じく、事務所にもユニークさを表現したかったんです。

——確かに、proefdesignsさんのつくるプリントストッキングが、実は城東区の古民家でつくられているっていうのは不思議とハマりますね(笑)この物件ならではの面白さって何ですか。

一番は広い庭があることですね。スタッフとバーベキューをしたり楽しんでいます。これから手を加えて、もっと面白くしていけたらなぁと思っているんですけど忙しくってなかなか。あ、そういえばこの庭は猫やイタチの通り道になっているみたいで、最初はビックリしました。

——猫とイタチがやってくるオフィスですか。他に城東区ならではのことってありますか。

地元感っていうんですかね。若い人が来てくれて嬉しいって近所の方に言われたんですけど、挨拶をしあったり、近くの段ボール工場から発送用の段ボールを買ってるんですが、わざわざ事務所まで運んできてくれたり、ご近所づきあいがあるんですよ。これは予想外だったんですが、地元の新潟を思い出してホッとしますね。

大阪R不動産では、駅徒歩○○分や設備のスペックでは計れない魅力を持った、"居心地のいいオフィス"を積極的に探し、紹介していきます。