Rトピックス
どう使う!? 倉庫の魅力に迫る
text=伊藤麻美子(アートアンドクラフト)

いざ、物件を探さんと大阪R不動産のwebサイトをご覧のみなさま。「町工場」アイコンの物件、意識して見られたことはありますか?


倉庫にコンテナを設置し、事務所にコンバージョンした事例(リノベーション設計・施工:アートアンドクラフト

あまり見ていない方も、多いのでは? 住居や事務所をお探しならば、無意識に「?」→「スルー」になってしまいがちですよね。
しかし、倉庫や工場は退廃的で無機質なかんじがして、かっこいいですよね。「映画でみるような、倉庫に住むイメージの物件ってありません?」そういう声は意外に多いです。
今回は「町工場」から倉庫について、いかに使っていくのか?! そもそも倉庫、見つかるのか、検証していきます!

探すのが意外に難しい『バランスがいい倉庫』


左:水色に木の戸が目を引く。事務所として使われているらしい。 右:顔に見える。

例えば写真の2軒の倉庫なんかは私のお気に入りの倉庫(実際にあるんです)ですが、こういう小ぶりなものがあまり市場にでまわらないのです。


実際に賃料の相場を見てみると、過半数を20万円未満の倉庫が占めています(図1)。安いやん、と胸をなで下ろす事なかれ。店をする、住むにはあまり適さない工業地帯のものや、6階建ての1階などの部分貸しのものが多く、条件にそぐいません。1棟貸しのものとなると、例えば敷金礼金だけで200万、3階建て300平米前後なんて大規模なものが多く、賃料が40万円前後と、今度は高い。私たちが倉庫を探す条件は『なるべく安い』『一棟貸し』『住むことができる・お店をやれる地域』倉庫ならではの『味』。ベストな倉庫探しの(私たちの)道のりは険しいのです。

では、住む・お店や教室をするのにある程度許容できる地域に倉庫ってあるものなの? そんな疑問にお答えしましょう。グラフは大阪市内の賃貸倉庫、5〜30万円について、区ごとに軒数を示したものです。都心の8区と、その他地域に分けています。その他地域がやはり半数以上を占める結果になっています。が、都心にもぽつぽつあるにはある。その中でも、北区に比較的軒数が集まっているのは、北区の大淀・中津・長柄など、旧大淀区に倉庫が多い地域があるからです。また、西区の千代崎や南堀江4丁目エリアにも倉庫が多い地域があります。両方とも区内のにぎやかな場所にすぐ出ることができ、「寂れていていやだわ」ということはないでしょう。

都心の人気エリアには倉庫は少ないし、手頃な賃料のものがなかなかないのが現状です。また、よいハコが見つかっても、ガスが引き込まれていなかったり、インフラが不十分なことも。手を加えて整備するのかという点が問題になってきます。しかし、水色の倉庫は中津、緑の倉庫は南堀江で見つけたもの。ハコはあるにはあるのです! そのうえ基本インフラも整っている、そんな倉庫を大阪R不動産ではどんどん探していきます。